台風18号が列島を駆け抜けた。
京都や滋賀県など各地でおおきな被害をもたらした。何度も訪れたことがある嵐山の渡月橋が冠水した映像には驚かされた。
被災地の皆様、心よりお見舞い申し上げます。
台風だけあっていきなり話は飛ぶ…聞くところによると、
あの橋下大阪市長が、地元大阪が台風の勢力がもっとも強い中、自宅で「状況が落ち着いてから、堺市長選挙のために堺市内に入ります。ゆえにツイッターで、堺市長選挙について述べます。久しぶりのツイッターだな~。以前の感覚、忘れちゃった。徐々に取り戻します」と一ヶ月弱ぶりにツイートしたそうな。台風被害なんかまさにお役所任せ(爆笑)の他人事…。当然、大阪市民ならずとも怒りをかうわな。早速 「この感覚に驚き」「いいかげんにしろ!状況考えろよ!」などと怒りを買ったこの男、いつものように舌鋒するどく反駁し自分を正当化したのは言うまでもない…ああみっともない。
まあ、この人の言動は毎度ぎすぎすしたものであり触れたくもなかったが、今回の発言は、同じくらいブログをほっぽっいて置いた私にとって、久しぶりにキーボードをたたくきっかけとなった次第であり、あえて紹介したのである。
さて、閑話休題
今回、台風が接近する前の深夜1時ころ、私の住む行田市と仕事場のある熊谷市を突風(竜巻?)が襲い、16人が負傷し274棟が損壊するという被害が出たのである。幸い自宅と職場には被害が及ばなかったものの身近のことで、肝をつぶした。最近、県内の越谷市で大きな竜巻被害があったばかりである。早朝の台風情報でそのことを知って以来、自宅でテレビの台風情報とにらめっこ。台風が刻々と近づいてくるにつれ、激しい風雨にさらされたが、何故か小康状態となり、お昼頃には、雨と風が静まった。何と台風の中心が、12時現在、熊谷市付近にあると台風情報が告げている。
気象庁のHPより、この時刻の衛星画像を引用。
このあたりは結構台風の中心が通過する。行田市役所の屋上でアナウンサーが「ただ今、この上空を台風が通過しています」と実況していたのを覚えている。
う~ん、さすがに台風の目は消えているが、詳しく情報ググってみたら、以下のようにしっかり勢力を保っていたではないか!
- 中心気圧985ヘクトパスカル
- 最大風速25メートル(最大瞬間風速35メートル)
- 中心位置熊谷市付近の北緯36度05分、東経139度20分
- 時速55キロで北東に進行
早速、地図で位置を特定すると、熊谷市付近とはかなりアバウトで正確には滑川町であることが判明したが、驚いたことに、先に突風被害を受けた熊谷市の野原、御正新田(みしょうしんでん)あたりの上空を通過していることがわかった。なんと立正大学キャンパス直撃!・・・・ちなみに例の突風被害は、この野原地区から北上して荒川を越えて広瀬を経て東別府に及んでいることから竜巻が走り抜けたと考えられるが、行田市での被害はこの地図の右端沿いに北上した南河原地区当たりであるから局地的なダウンバーストかしらん?専門家の解析を持つしかないが・・・・。
13時時点の宇都宮市付近の予想中心位置を結んで台風進路を推定。
いずれにせよ、家屋が大破したばかりで、今度は台風の直撃をうけることになり被害が心配される。
…といっている場合ではなかった。こちらも台風中心がかすめたのである。ほどなく自宅周辺の天候が一変する。台風の中心が通り抜けたのであろう吹き返しによる暴風雨が荒れ狂い、まさしく風速25メートルの恐怖を味わった。瞬間的に突風が窓を叩きつけ向かいの倉庫の雨樋が外れかかったが、台風はあっと言う間に通りすぎ、特に被害がなく済んだのは幸いであった。午後3時過ぎには、青空が…。
この夏休み猛暑や竜巻など異常気象が続いたが、今回の台風も何とかやり過ごしたが、また南洋では、台風の卵である熱帯低気圧が何と2つ発生している。くわばらくわばら…。
あっ、猛暑の夏といえば…、ご報告遅れてしまったが、この藤兵衛、先の夏休みに琵琶湖自転車一周プロジェクトを完遂したのであった。
今回の台風で彦根市、大津市、栗東市など琵琶湖周辺でも被害があった聞く。大阪のあの人…政治のことはさておいて、人としては、反面教師としてほんと役にたつな。(笑い)…、を「他山の石」として、状況が落ち着いてから、激励と御礼感謝の意味もこめて報告しようと思う。
改めて被災された皆様にお見舞い申し上げる藤兵衛である。
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