リカンベントOSS改造~2
換装の様子を紹介する前に、リカンベントの下ハンドルすなわちUSS(アンダーステアリングシステム)の仕組みを説明したい。
ハンドルは座席の下部にとりつけられ、前輪とはロッド(金属棒)で連結され連動するようになっている。
自分が初めて手にしたセミリカンベントS17の例が判りやすい。
ハンドルから2本の長いロッドから伸びて前輪に連結している。
Optima Lynxx の場合も原理は同じ。
ただし、ロッドは左側一本のみ。ハンドルの形状はS-17に比べると大きく広がって足の干渉を防ごうとしているのが判る。しかし、この写真のハンドルの傾きだと実際座ると右側は足にぶつからん位限界に近いのである。
横から見ると、ロッドの長さははるかに短い。
ハンドル下部に大きな擦り傷。車止めに接触して転倒した際にできたものである。まさに歴戦の勇士?
参考までに手持ちのリカンベントの大まかなハンドル幅を比べてみる。( )内はハンドルのタイプ
- Optima Lynxx : 66㎝ (USS) / 48㎝ (OSS)
- Giant Revive : 60㎝ (普通のシティサイクル仕様)
- 17Bycycle S17 : 53㎝ (USS)
こうして数値を並べてみると、今まで乗っていたLynxxのUSSのハンドル幅の広さに驚かされる。これでは天敵である車止めポールの格好の餌食である。
ちなみに、通勤用に使っているドロップハンドルに改造したクロスバイクのBE-ALL BR-1のハンドル幅は40㎝である。OSSに改造したLynxxは 48㎝ながら今ではポールを気にすることなくすり抜けられる。もっとも多少トラウマによる恐怖心は残るが(笑い)。
データは真実を語ると改めて心得た藤兵衛であった。
| 固定リンク
「自転車散歩」カテゴリの記事
- 琵琶湖自転車一周~2日目にしてついに達成(2013.09.30)
- 琵琶湖自転車一周~そこに山あり道に迷う(2013.09.29)
- 琵琶湖自転車一周決行~いよいよ出発(2013.09.27)
- 琵琶湖自転車一周決行~前夜祭 諏訪湖一周・琵琶湖遊覧・長浜花火大会(2013.09.26)
- 琵琶湖一周プロジェクト2(2013.07.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント