内装8段ハブ周り組立の紹介
昨日の記事を受けて、リヤホイールに組まれたALFINE内装8段ハブ周りの組立を紹介。
まずは、ディスクブレーキのローターの取付。
ALFINEのハブ(内装8段)は当然SHIMANO独自規格のセンターロック対応。ローターはSHIMANOディスクブレーキBR-M495に付属のSMRT61 16cm
ローターをはめてローター取付金具で締めつけるだけ。ただし、専用の工具(SHIMANO純正 TL-LR10)が必要。トルクレンチで付属のマニュアルに示された適正なトルクで締め上げる。しかし、上の写真のように車軸が突き出てしまい普通のトルクレンチは使えない。モンキタイプや特殊なものもあるが2~3万円もしとても手が出ない。普通のレンチで勘に頼り締めるしかない。ホイールにはリムテープが付属していないので(…というかそれ自体をリストから漏れていた)、あわてて別途購入し、リムに貼り付けタイヤとチューブを取付る。
残りのパーツが届くまで作業はしばらくオアヅケ…。
下は、既に届いていたカセットジョイント(シフトレバーのシフト(切り替え)をハブに伝える大切なメカ)と固定リング(右上)、それと車体にホイール(ハブ)を固定する装着用パーツ。ごらんの通りこの内装8段ハブは、ロードバイクなどで定番のクイックレリース(リリース)対応のシャフトではないので、ハブだけ手に入れても、このパーツ無しでは全く使い物にならない。新型内装11段のシフト切り替えのインデックスが全く不明なので、この8段用のカセットジョイントが11段に転用できるかは全く不明。今のところ11段専用のカセットジョイントの仕様が見えてこないので、11段を購入するには注意が必要だ。
だいぶ待たされてシフトレバーとスプロケットが届く。シフトレバーはごらんの通り切り換える際使用中のギアが数字で視認できる。新型11段は数字や目盛り表示がかなりアバウトになっている。前述したインデックスの割り振りも気になるところ。まあ、今気にやむことではないが…。
これで、やっと組立てられるぞ。内装8段ハブが「いつでも来い!」と待ちかまえる。これっていってみれば「すっぴん」姿(笑い)。それでは早速メーキャップといきますか。
ハブに付属していたチェーンガイドと防水キャップをはめて、スプロケットを乗せる。
スナップリングで固定するのに結構手こずる。リングを広げて下段まで押し込むのは至難の技。あれこれふんばって何とか達成。さすがシングルスプロケットはシンプルで、ディレイラーの切り換えによるトラブルが少なくなること必定。ただしチェーン外れと痛み防止の上でALFINE純正チェーンテンショナーは必需品。こちらは旧型でも11段に対応できそうだが、入手が難しい状態である。たまたま奇跡的に入手できてほっとしている(後日画像紹介)
お次は、心臓部のカセットジョイントの取付。
カセットジョイントのブラケットとプーリーについた赤いマークを合わせ、ハブにつけられた赤い点に揃えてハブにはめ込む。
最後に、その上からカセットジョイント固定リングを、黄色のマークに合わせてはめ込み、右45°回すことによってしっかりカセットジョントが固定される。
これでメーキャップ終了…ほんと見違えるように変身。
シフトレバーに付属しているシフトワイヤーを試着してシフト具合を確かめてみる。シフトレバーの切り換えでうまくギヤが切り替わるのが確かめられた。
シフトレバーを「4」にセットした時に、カセットジョイントの小窓に表示されているブラケットとプーリーの黄色のラインが合わさるように、シフトレバーのケーブルアジャスターを回して調整する必要がある。それによりシフトレバーの数字とギアの切り替えが的確に連動するようになる。
これで後輪は完成。長く待たされた割には、たいして手間はかからなかった。
すでにフロントホイールは装着済み、後は、このリヤホイールをリカンベントに取り付けブレーキおよびシフターのワイヤーの引き回しなどの作業を残すのみ。秋の夜長といえどもかさばるリカンベントを室内に持ち込んで作業するのは気が引けるし、根を詰めては休日出勤にも差し障る。あせりは禁物、休日に腰を据えて取り組もう。
残念ながら日曜日までお預けの藤兵衛であった。
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