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2010年3月の4件の記事

シェンクのシャコンヌそしてピアンカ

 昨日紹介したCD  「Vittorio Ghielmi(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とLuca Pianca(アーチリュート)との"duo"」の続き。

 実はもう一つシェンク(Joan Schenk)の同じヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集『Tyd en konst-oeffeningen』中のソナタ第10番ハ長調のシャコンヌが収録されている。

Schenkxad_cia

冒頭のアダージョに続いて演奏されるこの曲もなかなかの佳品である。アーチリュートは、より饒舌にトリオソナタの如く副旋律を奏で、朗々と歌うガンバに絡み合う。このガンバの旋律はヴァイスのシャコンヌやパッサカリアと妙に雰囲気が似ている。ピアンカ奏するリュートパートをそのまま取り出したならヴァイスの曲と聴き紛うであろう。以前触れたようにヴァイスが何かしらシェンクから影響をうけた可能性をこの曲は如実に物語っている。
 もちろん、このリュートパートは巧みに創作されたものである。このリアリゼーションがPiancaの手によるものかどうかはCDの解説からでは確認できない。しかし、Piancaの別のCDからある推論を導き出すことができる。

  お後は改めて…。

 連夜の登板で疲れ気味の藤兵衛であった。

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春の訪れに聴く音楽

先日久しぶりにリカンベントで荒川に漕ぎ出で春の訪れを肌に感じた。

春の訪れに相応しい音楽といったらなんだろう?

定番のヴィヴァルディの『四季』の春は、ボッティチェリの『春』を彷彿とさせる。

Bott_prim

いかにも賑やかで生命力満ちあふれている。

しかし昨日感じたのは慎ましやかな春の訪れ…。

Bwv202

この調べに勝るものはない…。
そうバッハの結婚カンタータ『しりぞけ、もの悲しげな影』BWV202の冒頭のソプラノアリア。
「萌えいずる」「陽炎(かぎろい)たつ」ようなアルペジョの中、オーボエがさり気なく春の訪れを告げる。そしてソプラノが「退け、もの悲しき影、霜よ、風よ、休み入れ!」と花束を抱いた春の女神フローラが歩み出る。このカンタータの前半は春の到来を祝す讃歌と言っても良い。…後半は新郎新婦を囲んでの祝宴と相成り上の絵のような有り様となってしまうが…。

もう一つのお気に入り

Schenkxvcia

以前、このブログで紹介したシェンク(Joan Schenk)のヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集『Tyd en konst-oeffeningen』中のソナタ第15番ヘ長調の最終楽章のシャコンヌ。
これはまさしく隠れた名曲。理屈や言葉は必要ない…是非一聴あれ!萌えること間違いなし…(笑い)。
  といってもマイナー故CDもあまり出回っていない。ガンバと通常の通奏低音楽器との構成での演奏はどうしても渋め。春に相応しく華やかな感じのもので、リュートもやられる方にとってもこれはお勧め。

Duo_pianca_ghielmi_2

HMI 987063

  アーチリュートの通奏低音のリアリゼーションが効果的…創作された副旋律がまるでヴァイスのシャコンヌのソロを想わせ心くすぐる。

  いかにもプレイポーイ風な(笑い)2人の名手によるシェンクをはじめアーベル、リドルといったガンバの定番曲の他にエマヌエル=バッハのチェンバロ曲、ヘンデル、モーツァルト、グルックの声楽曲をアレンジしてピアンカが単弦仕様のアーチリュートソロで演奏している。
  その中でも、グルックの代表的オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』からの有名曲…セゴビア愛奏のギターに編曲された「精霊の踊り」ではなく…オルフェオが切々と歌う「エウリディーチェを失って」は興味深い。早速自分なりにアレンジしてしまった。

  久しぶりの音楽ネタに消化不良気味の藤兵衛であった。

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久しぶりのリカンベント

 今年の冬は、ぐずつく日が長く続くことが多い。先週もここ埼玉県でも思わぬ降雪に見舞われた。「降るぞ積もるぞ」と普段は大げさに騒ぎ立てる天気予報は肝心な時にはまったく役に立たない。朝目覚めたら、窓の外は辺り一面真っ白。通勤通学に思わぬパンチを食らった。

 そんなことに仕事の都合も相まって自転車通勤は一週間程オアズケとなった。朝からポカポカの土曜日、待ってましたとばかりに実に2ヶ月ぶりにリカンベント「山猫君」にまたがった。

  実は、1月初旬、走行中チェーンを切ってしまったのだ。持ってて幸い携帯工具なのだが、使い勝手がはなはだ悪い。吹きさらしの中鼻水をすすりながら、長大なチェーンを持て余し、長時間格闘するはめとなった。

  それ以来、また切れるのではないかという不安(トラウマ)にかられ…そして体調不良と天候不順が手伝ってなかなかリカンベントで踏み出せなかったのだ。そんな折り通勤用のドロップハンドル改造クロスバイクBe-all BR-1に入れ込んでしまったが、今更ながらリカンベントの快適さを実感する。

 最近手を出したロードバイク熱も急速に冷え込む。どうしてもあのピチピチしたウェアには馴染めない。ロードバイクに乗るのは気合が必要!中途半端な自分にはそぐわいと悟ったからだ。リカンベント乗るのも勇気がいるがピチピチウェア程の気恥ずかしさはない。抜群の開放感に勝るものはないからだ。景色を楽しむ自転車散歩を決め込んでいた初心を思い出したのである。

P1020503

 久しぶりの荒川、いつの間にか春めいている。毎度の往復50㎞メニューなのに普段と違った処が筋肉痛…。

  浮気のしっぺ返しを食らった藤兵衛であった。

p.s.題名も「久しぶりのリンカベント」とやってしまった。後日正しく「リカンベント」と訂正…。

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自転車通勤は命懸け

犬も歩けば棒にあたるとはこの事…。

今日自転車通勤で三度恐怖を味わったのだ。

第1難:

まだ薄暗い中の出勤途中、市街地の路地から飛び出てきた一時停止無視(しかも無灯火)の自動車に出会い頭ひっかけられそうになる。

第2難:

帰宅途中、これまた市街地の薄暗い路地で無灯火・右側通行の自転車にあわや正面衝突。こちらは前に2灯、後ろに3灯火つけ左側通行遵守の低速走行を心がけているのに…。相手はそんな無法行為の上ろくに前も見ていない有り様…。

第3難:

自宅近くの田舎道、暗闇の中、突然我が自転車ライトに照らしだされた散歩中の中型犬が急に走り出て道をよぎり、自転車乗りにとって忌まわしき憎むべきあの伸びるヒモが進路(道路)をふさぐ。しかも暗闇を黒服で徘徊していた飼い主のオバサンも立ちふさがる。

……。

いずれもパニックブレーキと相成る…が、奇跡的に転倒回避。付けてて良かったドロップハンドル用補助ブレーキ。

P1020293_3


  「補助用で通常ブレーキに比べて効きが悪いので要注意」という補助ブレーキの欠点はアンチロックの役割を果たしてくれたのだ。

  もし普通にハンドルを握っていたり、通常のブレーキを思いっきりひいたならば、第1難では確実に相手の車の側面に激突するかボンネットに一回転して背中から叩きつけられていただろう…。

第2第3難の場合は、生もの(笑い)相手なので考えただけでも恐ろしい…。

  恐怖のあまり、思わず「気をつけろ!」と声を荒らげること3度。う~ん、怒りは自己嫌悪を招く…。

こちらがどんなに交通ルールを遵守しても自転車通勤は命懸け…。

スピードは控えるにこしたことはないと痛感した藤兵衛であった。

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