クロスバイクBE-ALL BR-1ドロップハンドル化顛末記
ここ一週間体調を崩した。この冬2度目の風邪をひいたようだ。
今回は鼻水、喉の痛みに苦しめられ出張と土曜の休日出勤をキャンセル。夕べは喉に痰が溜まり苦しみのあまり何度も目が覚めた。
自宅で療養…。今日はすこぶる持ち直したが自転車散歩はもっての外。そこで毛布を纏まい書きかけていた原稿に手を入れる。
クロスバイクのドロップハンドル化といっても、ちょいとハンドルの単純交換とはいかない。
ドロップハンドルのクランプ径(中央の取付部)31.8/25.4/26.0mm、握り部径23.8mm
フラットバーハンドルは クランプ径25.4mm、握り部径22.2mmと規格に違いがあるからだ。
特に握り部の径は問題である。ドロップハンドルの径の違いとその形状からBR-1のALFINE内装8段用の変速レバーSL-S500Lは装着不可能なのである。ドロップハンドル用のシマノのSTIブレーキレバーの8段変速シフトが使えれば理想的なのだが色々調べてみると正常に機能しないことが判明。そもそもドロップハンドル用のブレーキレバーはロードバイクに使われるカンチブレーキ用なのでディスクブレーキーに対しては引きが甘く充分な制動が得られないという。
あれこれ迷ってネットを調べているうちに色々とヒントを得た。
その結果、チョイスしたのが以下のパーツである。
ドロップハンドル
「TIOGA(タイオガ)Tフォース トライ アルミハンドルバー」
幅400mm リーチ80mm ドロップ135mm と小振りなのでチョイス
クランプ径BR-1のオリジナルステムにそのまま取付可能
ブレーキレバー
「DIACOMPE(ダイアコンペ) 287V ロード用ブレーキレバー」
Vブレーキー対応とのこと、ディスクブレーキーにも大丈夫だろうとチョイス
シフトレバー取付補助バー
「NITTO(ニットー)便利ホルダー 2」
26mmのドロップハンドルのバーに22.2mmの補助バー(長さ200mm)を2本の金具でつるさげる方式。
既存のバッテリー式ライトなどもそのまま取り付けられるのでチョイス。
そして掘り出し物
補助ブレーキレバー
「TESTACH(テチタッチ) エイドアーム 補助ブレーキレバー」
ドロップハンドルの水平部のバーに取付る補助ブレーキー。クロスバイクのフラットバーハンドル用の
ブレーキレバーと同じ感覚で握れる。あくまでも補助などで制動は充分ではないと但し書きがあるが
通勤用に手に入れない理由はない。
実はこれを発見したことが通勤用クロスバイクのドロップハンドル計画に踏み切る決断となったのだ。
今回は寒さに震えながら(風邪の原因か?)の作業が続き、取付過程を撮影するゆとりがなかったのでご容赦を…。
仮組立の図。
ハンドル部のアップ
補助ブレーキーはこんな具合。思っていた以上に重宝しそう…。
こうして見ると変速レバーは意外の程大きい。ハンドル右端(バーエンド)に径変換アダプターを用いて装着する方法もあるがどうみても持て余す。…採用しなくてよかった。便利ホルダーは、レバー操作しやすい取付角度を後ほどジックリ試行錯誤して求めるとして、光線の具合とはいえ黒い車体にギンギラ輝き仰々しい。金属黒塗り塗料でもふきかけようかしらん。
ブレーキレバーの位置を決めしっかり固定しブレーキワイヤーを取りまわしアウターの長さを調整する。補助ブレーキの取りまわしも特に難しいことはない。最後はハンドルにバーテープをグルグルと巻く。初体験の作業。何回か巻き直し何とか体裁を取り繕う。
ハンドル中央部にはRIXEN KAULのフロントバッグ取付アダプター。ドロップハンドル用に小さめのKT816 オールラウンダーXSフロントバッグを新たに購入。やっぱり通勤用の小物入れ用に必需品。ついでにハンバル先端にBLACK BURN(ブラックバーン) マルチ ミラーを取り付ける。かなり大型だが堅牢で視認性が良い。
補助ブレーキればーもご覧の通りほとんどクロスバイクのフラットバーのそれそのもの。
問題のシフトレバー部のアップ
黒く塗ったおかげで便利ホルダーもしっくり。シフトレバーはまるで誂えたようにうまく納まるが、やはり、ごつく存在感がある。角度をやふ手前に引くことによってバーを握ったまま指を伸ばせば何かとレバーを押せる。指がつりそー…。補助バーの反対左側にはバッテリー式ライトを逆さまにして取り付ける。これもいい具合。
オリジナルのスラム(ハンドル取付部)を逆さまに取付なおし、乗車時のフロントサスペンションの沈み込みを見越しやや上向き加減にハンドル角度を調整する。これでドロップハンドルの醍醐味に触れることができる。
いずれにせよ細かい調整は今後乗りながら試行錯誤…。ブレーキの効きは申し分ない。不安だった補助ブレーキも緩さ加減が程よくアンチロックの役割をはたし街乗りには申し分ない。
結局、この試みはロードバイク乗りからみればまったく酔狂、笑止千万なことであることは否定しない。重量は増えるはハンドル周りはごちゃごちゃ。もともとシティサイクル(ママチャリ)ライクなクロスバイクBE-ALL BR-1がマウンテンバイク、ロードバイクとも言えぬ正体不明なバイクに変身してしまった。敢えて言うなら「通勤用スポーツバイク」といったところか?
実用安全のため装備に加えちょっとした遊び心が加わったとまさに自己満足。自転車通勤が益々楽しみ…
という前に風邪をしっかり治さなければ…。今日は早めに寝よう。
笑わば笑え、我が道を行く藤兵衛であった。
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