SAAB破綻!
今朝、我が愛車SAAB(自転車では無く自動車)が破綻という衝撃的なニュースに接する。
以前このブログで、その心配を述べたがアメリカに端を発する国際的未曾有の不況の中、遂にヨーロッパで最初の自動車業界の名のあるメーカーの先陣を切ってしまった。
最初に乗ったSAAB900に冠されていた「グリフォン」のエンブレム。
当時の合弁会社と連名。
それは、交差点で信号無視の車に激突されたにも関わらず、私をほんの軽い打撲のみで怪我一つ無く護ってくれて廃車になった愛車の記念として保存していたもの。
SAABの魅力の一つは「衝突時の安全性」である。それを身を挺して実証してくれた訳だ。ディーラでこれを売りに説得されて、予算的には相当厳しいながら保険と思って開き直ってこの車を手に入れたことが報われたのだ。事実、事故の処理に携わってくれた方から「(当時の)国産車に乗っていたなら命はなかっただろう」という感想をいただいた。そして当然の成行…「入ってて良かったの車両保険」で、迷わず中古ながらSAABを購入。
とはいえども、アメリカのGM傘下になった時点でいやな予感…。たちどころに同じくGM傘下のOPELとの関係を強いられる。アメリカ的商業主義に浸食されるのが目に見えて歯がゆかった。生き残る手段とはいえどもSAABとしてはさぞかし屈辱であったであろう。
その時、母国スウェーデン政府は何をしてくれたのだろう。今日の報道によれば、アメリカはスウェー デン政府に対し支援(実質的にはGM救援)を要請したとのこと。スウェーデン政府は厚かましいとして毅然として拒否したらしいが…。今更なにを言うかの如きだが、再生は自国にてとの意気込みが伝わる。その道は厳しいかも知れないが、何としても頑張ってもらいたい。その時が来たならば借金をしてでもSAABの新車を購入…するぞ…したい。
お守りとなったエンブレムにSAAB再生の願をかける藤兵衛であった。
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