夢に出たなら一人前 & Cyclinkレポート2
明日は休日出勤と相成り自転車に乗れない。しかも先週の土曜日は雨天、翌日曜日は恐ろしい程の強風に妨げられ涙を飲んでいる。運動の習慣が身についた今の自分にとっては散歩お預け状態の犬の気持ちが良く分かる。とはいっても無理をして風邪をひいては元も子もない。今職場でインフルエンザが流行っている。一家全滅状態に陥った同僚もいる。くわばら、くわばら…。
どうせ「ひくなら」ということで両日楽器三昧で気をはらす。先日リペアが終わり奥清秀さんの工房から引き取ったリウト・アッティオルバートで久しぶりにザンボーニのソナタを嗜む。おかげさまですっかり楽器の具合もよくなってひとまず上機嫌。
すっかり憂さを晴らしたかに思えたが、そうはいかなかった。何とその週明け、愛車「LYNXX」にまたがろうとしてドタバタと足掻く夢を見るまでにいたった。う~ん、まさしく欲求不満の固まり…否、夢にまで出るとは自分もこれで一人前のリカンベント乗り…と合点しほくそ笑む。
ふと大学時代のエピソードを思い出す。ギターサークルの先輩(友人)の下宿に泊めてもらうことになった。ぼんぼんな彼がアリア製のルネサンスリュートを手に入れたということで、ぜひとも弾かせてくれと頼みこんだのだ。さすが難波の商人(正確には堺)の伜、あれこれ見返りを要求する。「お米を差し入れてくれ」はともかくもう一つのおねだりには耳を疑った。「今夜は泊まって、わての寝言聞いてもらいまへんか?」と彼は戯言でなく真顔でいう。実は彼は英会話を武器に一流商社入社を目指していたのだ。日常さりげないしぐさを英語で思考するすることを心がけているらしい。(NOVAのCMを先取りしていた…笑い)。無意識に英語が口から出る…つまり、寝言を英語でしゃべることが究極の姿と彼は確信していたのだ。開いた口がふさがらないとはこのことだ。後から思えば、もっと単純な方法もあった。彼の頬を一発はたくだけですむからだ。「Ouch!!」と言えればたいしたもの…。もっともそれを試みていたなら下宿をたたきだされ、私のリュート初体験はお預けになっていただろ。寝言が聴けたかって…?ケチな彼がリュートを数日私に貸してくれたことが答えかな?…ウフフフ。いよ~っ、ぼんち!と思いきや案の定、米の差し入れ追加も要求されたが…後ろめたさと帳消し(笑い)。その彼は念願かなって現在アメリカ勤務…厳しい経済状況下いかにすごしているやら…。それにしてもあのリュートはどうなったのだろう?
閑話休題
あ~あ、早く自転車に乗りたい~気持ちを自転車をさする(メンテする)ことで紛らわす。せっかくなので先日紹介したSHIMANO 「Cyclink (サイクリンク)SC-FT50」のリカンベント車での取付具合を紹介。
OPTIMA LYNXX に装着した状態。OPTIMA社のHPのWEBSHOP で入手したコンピュータ・クランプを前輪のヘッドキャップにセットして利用。
左(前方)にはe*metersも装備。Topeakのバーエクステンダーを利用。
前輪に取り付けたセンサー。手前がe*meters、後方がCyclinkのもの。前者のマグネットを共用している。2つのコンピュータとも問題なく感知し計測している。とはいっても計測値は2つのメーターに誤差が生じている。細かくタイヤの外径値の設定ができるCyclinkに対して、大雑把な設定のe*metersの方は速度(走行距離)は甘め。
逆に大きさはCyclinkeの方が一回り大きい(厚さはe*metersより遥に薄い)。シートに腰を下ろす時は、マウントを前方に押し下げないければならないが、ペタルを踏むには障害にならない。もともとアンダーハンドルの操舵幅(角)は狭いので実際の走行時においてはハンドルを切っても足に干渉することは全くない。ディスプレイの視認性もよくポタン操作も容易である。
ちなみに、パックミラーはリカンベントの必需品、後方を確認しようと身を起すと操縦が不安定になるからだ。大きめなものをチョイスし重宝したのはよいが当初は足で蹴飛ばしてしまいミラーが明後日の方を向いてしまうことが度々…。ピンディング・ペダルに換装して以来、トラブル激減…。
あ~次のライディングが待ち切れずまた夢に出そうな藤兵衛であった。
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