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2009年1月の7件の記事

発見!コンティとバロックリュート~その1

久しぶりの音楽の記事。

 先日、まとめて楽譜を輸入した。(→1月6日の記事)
今回、そのうちの次の楽譜を紹介したい。

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フランチェスコ・バルトロメオ・コンティの 『Ⅷ CANTATE Con instromenti(八つのカンタータ集)』全二巻

 ウィーンの宮廷でフックスと同時代、テオルボ奏者兼オペラ作曲家として活躍したコンティFrancesco Bartolomeo Conti(1681-1732)については、「ヴァイスとの交流」→2008/8/9)、「コンティとテオルボについて」(→2008/8/20)といった内容をそれぞれを紹介した。

 そもそも彼に興味をもったのは、バロックリュート最大の巨匠ヴァイスも一目置いた程の存在だということだ。しかし、残念ながら彼の知名度は低く、一般の音楽愛好家が作品に触れる機会はほとんどないと言ってよい。たまたま、クヴァンツの伝記から彼のことを知り得て、先の一連の記事を書いて「忘れられた巨匠」を紹介した次第である。

 その時、彼の復興のきっかけとなったオラトリオ『DAVID』のCDを紹介したが、他に入手できる彼のCD「4つのカンタータ」なるものが気になっていた。もしや『DAVID』と同じようにテオルボが使用されているのではないかという淡い期待感があった。そんなおり、この楽譜を入手することになるOMIの楽譜カタログのリュート作曲家の項に彼の名前を見いだしたからである。

 それがこの『Ⅷ CANTATE con instromenti 』全二巻なのであるのだが、かのCDのカンターターと一致するかの確証もなく(何よりも曲数が違う)、値段もそれなりに高価である。しばらく考え込んだ後、値段も注文もお手軽ということでCDの方をHMVに発注したのだった。ところが、しばらくたってからHMVから入手困難との連絡がくる。この時キャンセルの手続きを取らなかったのが福音をもたらしたのである。何と昨年末忘れた頃にこのCDが届いたのである。(私の注文のお蔭で在庫があるはず→HMV※追記 1/23には在庫無し、とのこと…申し訳ござらぬm(_ _)m

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演奏者たちの知名度は決して高くないがLiuto奏者Maurizio Pratolaの名前をジャケットに見いだして期待をこめて聴いてみた。「お~っ」と思わず叫んでしまった。何とリュートがあちらこららで大活躍。コンティヌオ(う~、作曲者の名前と紛らわしい…)ではなく、4曲のいたるところでオブリガードを奏でているではないか!落ち着きを取り戻し耳を済ませばヴァイオリンと大部分がユニゾンになっているようだが、ところどころリュートソロが散見する。

  う~ん…これは是非楽譜が見てみたいということになり、冒頭で述べた通り円高に託つけて楽譜のまとめ買い走った次第。一番の目的は、言うまでもなくこのコンティの楽譜であったが、まさに清水の舞台から飛び下りる気持ちで全2巻(8曲)購入した訳である。

 届いて欣喜雀躍、第1巻がまさしくかのCDとドンぴしゃり!さらに驚いたのは何とフランス式タブラチュア譜が用いられていたことである。

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    第1曲のカンタータの冒頭部

 なんと!、使用されていたのはテオルボでなく完全にニ短調調弦のバロックリュートであった!これは意外で驚きの発見である。 Zamboniなどのように同世代までのイタリア人(コンティはウィーンで活躍していたが…)のリュート音楽は「G調弦のアーチリュートなど(イタリア式タブラチュア)が当たり前」という先入観が崩れたのである。詳しいことは日を改めて紹介するが、ヴァイスに匹敵する技巧を要するものの11コースの楽器を前提としており、ヴァイスの先達コンティという位置づけが明確になったことだけは押さえておきたい。

 コンティの虜になってしまった藤兵衛であった。

 

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Cyclinkレポート

SHIMANO「Cyclink (サイクリンク)SC-FT50」の報告です。先週の土日いつものコースを両日それぞれ50㎞程流してきました。とりあえず日曜日の記録をレポートします。

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こ;んな具合にPCにデータが転送記録され運動量の変化が分析されます。

  走行2日目にして何とかペースをつかめたようで、速度を出すよりもメーターの表示(運動強度50~60% = 脂肪燃焼効率の高い心拍数114~125拍/分の範囲)を気にして走りました。心拍数の変化を推奨範囲に置くことができたようで何とか及第点という評価(アドバイス)をいただきました(画面右上)。全体的には「行きはよいよい帰りはこわい」を地にいくグラフ変化です。風向きの変化(向かい風)と相俟って段々へばっていくのが青色の走行速度の低下から読みとれます。アンダーハンドル仕様のためサイクリングロードのあちこちに設置されている車止めのポールで速度を頻繁に落としていることも読み取れます。途中、数えきれないくらいのロードバイクの方に抜かれていったことか…。その度リカンベントが邪魔者扱いされないように気を使いペダルを止めてペースを落とし道を譲るようにしています。とにかくマイペース、マイペース…。

   一緒に取り付けていた「イーメーターズ」の平均速度などの計測データーと誤差が生じていますので初期設定の更なる調整が必要です。記録の停止を怠ると上記グラフの右端のような走り終わった後も心拍数の記録が残ります。また、胸から「心拍センサーユニット」を外さない限り信号を送りつづける(体を通電している…つまり体がスイッチの役目を果たしている!)ので、センサーの電池消耗を防ぐためにも気をつける必要があります。グラフ上で心拍数がゼロになっているところがありますがセンサーの電極が離れたことによる不具合(電波妨害のこともあるらしい)のためなので念のため…。装着時も測定ができない場合がありますが汗により接触具合がよくなりますのでウォーミングアップをするとよいでしょう。

いずれにせよ次の週末が楽しみ…。音楽ネタも再開せねば…coldsweats01

今日の職場で仕上げた原稿に影響され「ですます調」と相成った藤兵衛であった。

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Cyclinkとリウト・アッティオルバート…?

 

リウト・アッティオルバートの修理が終わったと奥清秀さんから連絡をいただいた。すぐにでも引取にお伺いしたいところだが、年末年始の自堕落な生活のつけ(あ~体重が戻らない…)と仕事の多忙さが邪魔をする。

 このたび、自転車部品メーカーSHIMANOの新発売(発表は大分前?? )のサイクルコンピューター「Cyclink (サイクリンク)SC-FT50」を手に入れた。

 サイクルコンピューターとは自転車に取り付けて速度や走行距離を記録し運動量(消費カロリー)などを算出する装置である。

 すでにブリヂストンの「e*meters(イーメーターズ)」なるものを装着していたが転倒したおり本体を取付ける部品を破損してしまった。ブリジストン本社に修理依頼したところにべ無く拒絶され、憤慨するものの新品の部品を買い直す位のお気に入りなので取りあえず使い続けたいが、ブリヂストンの製品は2度と買うまいと決心する(複雑な思いsad)。

…という訳で、何かいいものはないかと物色していた次第。

SHIMANOの「Cyclink」の特色は、サイクリング中の心拍数を測定し適切なペースを指示し、コンピューターに記録し詳しい分析ができることである。

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中央手前が本体「メインユニット」(表示画面左側に走行中の適切な運動強度が指示される)、その右がタイヤに装着する「マグネット」及びそのマグネットの回転数を読み取りケーブルで自転車に装着した本体に信号を送る「ブラケット」(径25.8/22.2対応の2つアダプター付き)、同じく左がPC接続用USBケーブル、奥にあるのが胸部に巻いてワイヤレスで信号を送る「心拍センサーユニット」、マニュアル及びソフトウェアCD

今週末、早速取付て試走する予定。どれだけ効果があがるか今からワクワク…happy01

…という事で楽器の引取はちょっと先になりそう…。奥さんすみません。

 まずは体重を落とさねばと、音楽記事そっちのけの藤兵衛であった。

2009/1/17加筆訂正

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ヤマネコ君に爪をつける

新春2度目の自転車散歩に打ってでる。

LYNXX(ヤマネコ君)とも仲良くなれたので思いあぐねていたあることをついに施してのことである。リカンベントという自転車は独特の操縦技術(感覚)が必要である。

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本格的リカンベント初挑戦の我が弟の顛末(元日にて)…大概の初心者はこうなるcoldsweats01

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それをものともせず小学生の姪ッ子はS17を自在に乗りこなす。(その弟もS17は難なく乗りこなせた…弟の名誉のため一言もの申す)

 この藤兵衛もセミリカンベントS17のおかげでさりげなく本格的リカンベントの醍醐味を味わえる次第となった。

 自分もLYNXXと出会って、一月あまりの間に2度ほどコケるが、つきあう程に操り加減も何となくつかめて遂にピンディグの装着と相成ったのである。 ピンディグというのはペダルとシューズを金具で固定してペダリングの効率図るための仕組みである。ロードバイクを始め本格的な自転車には必須のアイテムである。

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ペダルをSHIMANOのPD-M324に換装する。片面は通常のシューズで対応できるということでチョイス。

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専用のシューズの裏…クリートと呼ばれる先端か爪状の金具が仕込まれペダルとかみ合う。MTB用のシューズ同社製SH-MT41G、歩く時ちょっと爪先部分が浮くが普通のスニーカ同様に歩行できる。効率を優先したロードバイク用だと、歩く時カチャカチャと金具が干渉し、しかも滑って不便とのこと。そこまでこだわりたくないのでチョイスした。

……独り言:

リカンベントもかなりマニアックだが、のんびりと「自転車散歩」を気取るこの私…ロードバイクなど本格的な自転車乗りの方々が身にまとうタイトで艶やかな独特のコスチュームは「まるで変○」との、サイクリングとは無縁な周囲からの偏見的ご忠告に抗えず、その世界とは一線を画している。私自身あの「レーパン」姿で、公道を闊歩しコンビニなどに立ち寄る勇気は微塵もない。「レーパン」とはレース用パンツまたはレーサーパンツの略らしい。ちなみに、略語には「メンコン]、「アラフォー」のように、仲間内ならいざ知らず公の場で口にするのが憚られる軽薄なものが多いと思う…とりあえずリカンベントを「リカ」と称した自分を猛省。なんやかんや言いながら、安全や機能性を重視して地味目であるがサイクリング用ヘルメットをかぶっており、すでに一線は超えている。一歩一歩その世界に近づいていく自分が怖いhappy01

いざという時足がはずれないのでは?…。実際には足首を軽くひねるだけで簡単にはずれるのだが(私のはよりひねる方向の融通が効くマルチタイプだがある程度の調整と訓練も必要)、発進をふくめ前述したリカンベントの独特な操縦性において誰しが不安をいだく。

しかし、二の足を踏むまでもなく「案ずるより産むがやすし」とはこのことだ。一度もコケることも無く十三里余りを無事に帰還。却って、その効能というか実感がわかなかったというのが正直なところだ。

明日は、本年初の休日出勤というのに午前様の藤兵衛であったsweat01

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円高に便乗し楽譜を輸入

世界的な不景気の中、円高が続いている。
楽譜をまとめて海外から手に入れるチャンスと思いつつ、あれこれまよってうちにじりじりと円があがってきた。ついに意を決して年末、ニューヨークのショップ「OMI(Old Manuscripts & Incunabula)」に何冊かまとめてオーダーした。WEB上に Order Form なるものが無いのでいつものように英文で文書をしたためてメールを差し出す。程なく返信が…あれ現地では今時間?…以前入手した楽譜を失念して再度注文したらしい(今まで楽譜や本で何度同じ不始末をしでかしたことかbearing)。ありがたいことに親切にも向こうから注意を促す返事が返ってきたのだ。さすが馴染みのお店。それを除いてもらいたいと返信する。だが、私の怪しい語学力で果たして通じるかどうかが心配…coldsweats01

年を越し待つこと2週間とちょっと、本日荷が届いた。

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結構、海外から色々なものを取り寄せるが幸いなことにまだトラブルにあったことはないけどまずは一安心。ドキドキしながら荷をほどく。何とか私の英語も通じたようだhappy01

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 早速、お披露目shine…実は他にまだあったりして…。いずれもファクシミリ…ほんと手稿譜は見ていて飽きない…。う~ん私腹もとい至福のひととき…heart04

内容については後日ご紹介…お楽しみにnotes

おっと、もうこんな時間sweat01。床に着かねば…。

明日から本格的な仕事がスタート。しばらくは目が回るような毎日が続く。

取りあえずオアズケの藤兵衛であった。

 

 

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『天地人』でリュート、ガンパに遭遇

  今、NHKの大河ドラマ『天地人』を見ている。

  なんと冒頭で主人公と秀吉が相まみえる場面の背景でリュートがちらり、南蛮人の楽士たちが控えていた。次の場面ではヴィオールもちらり…。演奏場面はなかったが何と贅沢な趣向…。むかし『独眼竜政宗』だった?…で帰国した天正の遣欧使節の面々が演奏していた場面を思い出した。なかなか興味深かった。

  マンショ(ヴォーカル)、ジュリアン(ギター)、ミゲル(ベース)、マルティノ(ドラム)…ロックバンドが組めそうなお名前(洗礼名)…。イメージで勝手にパート割り御免coldsweats01

ああ…今、輝虎さんが太い丸太を一刀両断、矢を薙ぎ払う。(予告編でお地蔵様の御頭を打ち落す場面もあった…見落したか?)。やたら現実離れ(場馴れ)して『のぼうの城』のコミック版のように期待はずれにならないように…。ちなみに韓国や中国製の歴史ドラマ(映画)で空中をクルクル回って切り合う立ち回り場面は、せっかくのいい物語展開を実に白けさせるthink…。昔の日本映画の「待ってましたのチャンバラ場面」と同じと思えば納得…?

子を想う主人公の母親役の演技が心に残る。主人公の子役もいい面構え…。

とりあえずご報告といいつつ…番組終了までリアルタイムで書き足.してしまった藤兵衛であった。

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新春の御挨拶

新年明けましておめでとうございます

旧年はこのブログを立ち上げ皆様方のおかげをもって続けられました。
今後ともお付き合い願えれば幸いです。

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今年も、古楽器と自転車(仕事にもhappy01)に精進を誓う藤兵衛である。

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