藤兵衛、忘れたころにピアノを弾く
先日の記事を書いていたら無性にバッハのBWV825~830『クラヴィーア練習曲』第1部のパルティータのことが気になりだした。思いが募って楽譜を探し出し、
(手にしたのはベーレンライター原典版ではなく慣れ親しんだこれ…なんといっも実用譜)
久しぶりにピアノの蓋を開けた。
う~ん…何ヶ月いや何シーズン?ぶり…。調律がかなりあやしく鍵盤の戻りが一部おかしい。かなりほったらかしにしていた証拠だ。気を取り直して取りあえずお気に入りの第1番の変ロ長調の前奏曲から弾き始める。つっかえつっかえ…尤もまともに弾いたことも無いのだが…やはりバッハは弾きがいがある。
第2番ハ短調のシンフォニアまでなんかとたどり着いたところで、なまくら指が悲鳴をあげる。後はつまみ食い。同じく第2番サラバンド、第4番ニ長調アルマンド、クーラント、ジーグの前半部をかじりまくる。ついに第6番ホ短調クーラント前半部の32分音符のアルペジオ部分で指がつる。まだ、弾きたい曲もあるのに…時計をみたら結構な時間。後遺症でリュートが弾けなくなっても困るので、後ろ髪を弾かれる引かれるも、ピアノの蓋を閉じてお開き?と相成る。
あ~、第3番のクーラントとあれも忘れていた~…となんとも未練がましい藤兵衛であった。
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