手塚治虫、生誕80周年~今月の芸術新潮
遅蒔きながら今月号の『芸術新潮』を紹介
何と手塚治虫(1928~1989)の特集
今年生誕80周年を記念してのこと。
改めて「マンガの神様」の偉大さに感激する。
子供の頃読みふけった彼のマンガが確か取っておいてあるはず…
休日を利用して物置を発掘…。
小学生時代、読みふけった
光文社のカッパ・コミックス『鉄腕アトム』シリーズ。
同社の横山光輝『鉄人28号』シリーズも発見
見つかった数冊(確かもっとあったはずなのに…)のうち、表紙が残っていたのがこれのみ。それほど飽かずに何度も読み耽っていたのだ。こうじて、夢の中でアトムになったこと数えきれず…。アトムになって気持ちよく空を飛んでいたが、パンツ一枚の自分の姿に恥じ入って街路樹の木陰に逃げ込んだ…というところで目が覚めた記憶が鮮明に残る。ちょっと大人になった?…暗示的な夢であった(笑い)。
個人的には、写楽と和登さんの絶妙なコンビが古代の謎に挑む『三つ目がとおる』が好きである。なによりも小生、恥ずかしながら和登さんファン。この特集でこのコンビの由来はシャーロック・ホームズとワトソンなのだということに今頃気づかされた。
創意と工夫と飽くなき探究心…手塚とバッハが何となく重なる。
理屈は抜きに、今夜は久しぶりに手塚作品に親しまんとする藤兵衛である。
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コメント
おはようございます。
手塚治虫先生が彼岸の人になってからもうすぐ20年になりますね。
時が経つのは早いものです。
私もブラックジャックや火の鳥など、
手塚先生の作品は好きなので時折読んでいます。
手塚先生はあらゆるジャンルにおいて膨大な数の作品を残されているので、
私の中ではバッハよりはテレマンやグラウプナーに重なるのですが、
如何でしょう?
投稿: 黒羊紳士 | 2008年11月12日 (水) 09時39分
う~ん、そうですねぇ…。
テレマンはまさしく時代の寵児…。つまり聴衆の求めに応じて心地よい曲を作曲する術を心得ており、世間に囃され作品を量産した訳です。グラウプナーや、昨今話題になった小室哲也然りかな。サラリとした感じ。
バッハの場合は信仰と信念を全面に押し出して、聴衆の好みよりも、soli deo gloria …神に捧げる真理追及型,、音楽のためなら権力も恐れない、妥協もしないといったところが彼らと決定的に違うところかなと思います。
手塚氏の鼻似つくようなヒューマニズム、売れるウケルは二の次に、これでもかこれでもかと全霊をマンガ創作に注ぎ込む執念の固まり…そこがバッハと重なるのかな?
貪欲に、過去のものやジャンルを超えて他人の作品を研究しまくって自分流に昇華させているところも共通してます。(例えば、バッハはハッセのオペラのファン、手塚は宝塚ファン) また、バッハの絶妙なパロディー手法、手塚の同じキャラクターの使い回しなども、彼らと明らかに一味違います。
以上のことにより、バッハと手塚の作品が時代を超えて色あせない普遍的な魅力(バタ臭さといってもよい)を持っているのでしょう。
テレマンやグラウプナーの曲結構好きでBGMによくかけています。関連書籍が少なく彼らの実態がいま一つわからないのが残念です。
投稿: 藤兵衛 | 2008年11月12日 (水) 22時26分