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リウト・アッティオルバート入院す

 例の故障したリウト・アッティオルバートを奥清秀さんの工房に修理に出した奥さんのブログ で掲載中の解体されたその姿は、リュート属の中でも最多の弦数がある楽器だけに哀れさも一入…。(お世話おかけしますが奥さんよろしくお願いいたします。)
 「テオルボ化されたリュート」という意味?のこの楽器は意外に小型で、装飾華美なものが多いようだ。そのため、女性が嗜むために開発された楽器なのかな?と想像してしまう。いずれにせよPiccininiなどのアーチリュートのソロ曲を拙宅の狭い書斎で弾くにはもってこいのサイズである。
 そのPiccininiやKapspergerのトッカーター、カンツォーネ、リチェルカーレなどの作品群は、ヴァイスやバッハ時代のバロック音楽になれ親しんだ自分にとってはまさしく異次元の完結した世界である。フランス式タブラチュアと比べるとあまりにも無機的なイタリア式タブラチュアから生み出される変幻自在、自由奔放な音楽には衝撃を受けた。そして色々とCDを聴くたびにブラックホールのような魅力に吸い込まれそうになる。…と言っておきながら「イタリア式タブラチュアに今一つ馴染めない」とか何とか言って手をこまねいている。そのくせ、昨年の定演にて「Zamboniのソナタ第9番」全曲を披露した卑怯者でもある。Zamboniのそれに匹敵するぐらい魅力的なチャコーナや馴染みやすいガリアルドなどをPiccininiはテオルボ(キタローネ)のために書いている。超弩級のテオルボだと楽器を手に入れること自体文字通り身構えてしまっていたが、独り楽しむ分には修理に出したこの楽器の調弦(弦の張り方)を工夫して割りきればよいのかな?…と楽器が入院して今更ながら気づく藤兵衛である。

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楽器」カテゴリの記事

コメント

奥清秀さんのblogを拝見して、藤兵衛さんの楽器かな、と思いました。早く直ってくるとよいですね。

投稿: nyankome | 2008年10月 7日 (火) 23時11分

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