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ガンバ版無伴奏チェロ組曲全集

 良い酒も聞こし召しすぎると悪い酒と変わらない。今朝の朝駆けbicycle八里でダウン…despair
シャワーをあびて昨夜の続き…走りながらフックスの件を何となく思い出すも閑話休題。

前回の続きをば…。

ヴィオロンチェロ・ダ・スッパラに霞んでしまった話題を一つ。

ヴィオラ・ダ・ガンバによるバッハの無伴奏チェロ組曲全集

Pandolfo_bach
パオロ・パンドルフォによる2000年録音

パンドルフォ(CD解説の写真)
Pandolfo_bach_inn_3    
サバールに師事しエスペリオンXX(現XXI)にも参加し、現在ソリストとしても活躍する鬼才(この写真もすごい!sweat01) 

 彼自ら編曲したおそらく世界初の試み…
ご存じの方も多いと思うが、改めてヴィオロンチェロ・ダ・スッパラ版と聴き比べてみるのも一興…ガンバのオリジナルかとまごうばかりの幽玄な響きの世界を堪能できること請け合いnotes

  CDの曲順

  • CD1: 1番、3番、5番
  • CD2: 2番、4番、6番    

 奇数、偶数に分けた意図は?チェロ組曲オタクでもない藤兵衛は他の例を知るよしもない…。
 といいつつバッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタの方にはまってしまっている藤兵衛…。それについてはまた後日…
 寺神戸氏も触れられていたように意図的に曲の難易度(完成度)が番号順に上がっていくので番号順が妥当なところらしい。いきがけの駄賃で奇をてらっただけのことか?…これもまた一興かな?

   移調について

  • 第1番BWV1007 ト長調   → ハ長調
  • 第2番BWV1008 ニ短調  → ニ短調※
  • 第3番BWV1009 ハ長調  → へ長調
  • 第4番BWV1010 変ホ長調→ ト長調
  • 第5番BWV1011 ハ短調  → ニ短調
  • 第6番BWV1012 ニ長調  → ニ長調※

   ※印の2曲のみ原調のまま、バス・ガンバの開放弦(七弦からわかりやすく言うとイニトハホイニの順)の関係(主音・属音のつかいやすさ=響きやすさ)でハトニ系が多くなるのは同然の理。ただし5度系のチェロと4度系のチューニングのガンバの違いなど諸々の理由で必要に迫られて敢えて移調することとなる。
 また、解説によると「スコラダトゥーラ(変則調弦)を試みたのが1つある」とのこと。何番との明示がされていないので戸惑う。まず、一番疑わしいのがヘ長調にした第3番…。必ずしも5弦のト音をへ音に下げる必要はないが主音の低音の開放弦はあった方が技術的にも楽になり響きも豊かになる。一方属音(ハ音)の持続低音的な扱いにおいてはこの調では効果的である。 第6番においては、例えばプレリュードでは第1弦ホ音の開放弦を必要としているので第1弦をホ音にあげる必要があるが、どうやら3弦のホ音をつかっているようだ。逆に第5番のオリジナルでのスコラダトゥーラはガンバ版では特に必要としないですみそう…かな?(あやしいぞ)。未熟な藤兵衛には判断つきかねる…。
 全体的に各所で和音や低音部の付加、オクターブ移動などを施し7弦もあるガンバの特性を生かそうとしている。…さすが面目躍如とほくそえむ藤兵衛

 藤兵衛も自分で全曲(まともに弾けるわけでもないのに)ガンバ版をおこしてみた。CD通りの調性で1番、2番、4番は結構いける。5番もそこそこかな?(自信はない…)。残りの曲についてはかなり???な部分があるような気がして、試しに先程の短絡的なセオリーに従って2番をト短調、3番をト長調、5番をト短調(リュート版と同じ)、6番をハ長調などにしてみたが(Finaleにかかれば移調はおてのもの)、効果をあげるところも多々あるが、曲(楽章)によっては演奏困難な箇所がでてきてしまいかなりの工夫が必要となる。例えば3番はト長調だとハイポジションが超きつい。6番は弾きやすい部分も多くなるがニ長調に比べ華やかさがなくなる。短調の2つの曲はト短調でも弾けそうだが4度低い二短調の方が渋めに響き重厚さに秀でている。さすがパンドルフォの調性の選択に抜かりはないようだ。もっとじっくりCDを聴いて研究したいところだ。自分で弾きこむのが一番だが…一部の舞曲がいいところ…人前では…coldsweats01

 とどのつまり、知識と技術の未熟さ、経験と時間のなさを棚にあげている藤兵衛である。なによりも…腕を磨き経験をつむのが先…お後がよろしいようでhappy01

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