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後の祭り~BWV1025裏話?

あ~あ、勘違いwobbly
熊谷市のうちわ祭 は今日が最終日であった。

疲れがたまっているせいか? 結局訪ねる機(気)を逸してしまった。そこで、今までの記事を読み直してみた…いい加減さに驚く…sweat01これまた後の祭りか…

 例えば、7/21の記事でふれたBWV1025の成立の背景は、実際はもっと複雑だ。(『日本リュート協会会報№12』佐藤亜紀子氏の「バッハとヴァイスの競演」が詳しく紹介 )
 ヴァイスの オリジナルにはないFantasiaが付加されたり、楽章の並べかえやリュートのパートにいくつかの変更や修正がくわえられている。また、ヴァイスのオジナルの上声部をヴァイオリンのパートといれかえたチェンバロ用のパージョンが存在している。それにははっきりとバッハの自筆でCembaloと書き込みがあり、バッハ自身が手を入れているのは明白である。

  二日酔いから覚めたバッハが弟子たちの書き起こした楽譜をもとに、ヴァイスのソナタの低音部に自分が昨夜演奏したメロディーをつけ直す。何としてもシラフでチェンバロでヴァイスとの競演をやり直さねば彼に失礼だと思ったからだ(そんな律儀なバッハが好きheart01)。だが悲しいかな酔っぱらいのなせる音楽を完全に書き直すのにはヴァイスのスケジュール上時間が許さなかった。何とか、返礼の意をこめて冒頭に即席でFantasia を作曲したものの、二日酔いの疲れかあわてたのか(または思い込みで)その次にクーラントを写すという失態を演じてしまった。気を取り直して、飛ばしてしまったアントレを次に書き足し何とかそれなりの形に仕上げ終えた。

  その頃にはすっかり酔いの抜けたヴァイスが顔をみせると、バッハはFantasiaでヴァイスを誘って、仕上げたばかりの2声部のチェンバロの伴奏でヴァイスのオリジナルのリュートソナタとのセッションの再演で別れを惜しむという訳だ。何食わぬ顔でニコニコ演奏するバッハ…ヴァイスは曲順が間違えられて書き留められたことなど知るよしもなく気持ちよく帰途につく…
 しかし、このバッハの小細工(不始末)は、これを後に「オブリガードチェンバロとヴァイオリンのためのトリオ」に再構成したエマヌエルの機転のなさで後世あばかれることとなった(父から「これも修行の一環だ」と体よく手直しまで押しつけられた可哀相なエマヌエルに罪はない。もしかして息子のささやかな反抗か?)…という顛末を想像する藤兵衛である。

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