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S.L.Weiss

この頃、バロックリュートをよく弾くようになった。
やはり Silvius Leopold Weiss が心地よい。

膨大な作品が手稿譜のかたちで各地に伝承している。

かつてPetersImgp1438社が全集版の刊行を計画していた。

その昔長い時間をかけて

ロンドン手稿譜のfacsimile版とtranscription版  各上下(Ⅰ・Ⅱ)巻を手に入れた。

 

 

transcription版Ⅰにおいて有名なト短調のシャコンヌが旋律楽器とのDuoであると断定され、フルートパートが復元されていたことには衝撃を受けた。

明らかにフルート・トラヴェルソとリュートのConcertの表記ある楽曲

  • Sonata 6 in B♭ Adagio-Allegro-Grave-Allegro
  • Sonata 8 in B♭ Andante-Presto-Andante-Allegro Johann Sigismund Weissの作
  • Sonata 9 in F    Adagio-Allegro-Amoroso-Allegro

フルート・トラヴェルソのパートを同様に復元していたが、これらのSonataは緩-急-緩-急の典型的教会ソナタ形式であり、ごく自然ななりゆきである。シャコンヌが含まれるSonata 14の構成は以下の通りである。

  • Sonata 14 in g  Adagio-Gavotte-Sarabande-Menuet-Bourree-Chaconne

通常の組曲のAllemande,Couranteを欠きAdagio楽章が付加されるという変則的な構成である。確かに改めて各曲をながめてみるとコンティヌオ的な部分が多いことに気づかされた。断片曲のLargo in d にもフルートパートの復元がなされていた。

・・・・案じていたことが時をおいてtranscription版Ⅱで現実となった。

  • Sonata 20 in d  Prelude-Un poco Andante-La Badinage-Le Sicilien-Menuet-Gigue

この曲も単旋律の高音声部が復元されていたのであった。(ただしPreludeはのぞく・・・・)

リュート協奏曲(ソロパートのみ)を含むドレスデン版は発刊されたのだろうか?そちらの結果(復元)も興味があったが・・・・

ちなみに

もしかしたらJ.S.Bachのリュート曲(通称リュート組曲2番だったっけ?)は

  • Suite(Partita) in c BWV997 Prelude-Fuga-Sarabande-Gigue(-double)

という教会ソナタ形式に近い特殊な構成( ※ギタリストはやたらと2楽章のフーガを遅く重く弾きたがるが、本来は速いテンポであろう)からして、本来はフルートソナタという説にもうなずける。支持するわけではないが・・・・

 

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